昨晩から一気に気温が下がり、本格的な秋の到来を感じられます。
今日の大阪は快晴!空が高く澄みわたっています。
遠くから、綱引きの掛け声が聞こえてきました。体育大会のシーズンですね。
昨日の練習後に教室を出ると、空気が肌寒いぐらいだったせいで秋を感じたこともあって、
本屋さんに出向き、小説を2冊購入しました。
秋の夜長の楽しみの一つにしたいと思います(^^)
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「社会人にとっての趣味は、自分を確認する物差し」という
言葉を、知人から聞きました。
ネットで見かけた言葉とのことですが、本質をついていると思い、深く頷きました。
私(指導員)が太極拳を始めたきっかけは、入社4~5年目の頃で、
通勤と仕事で一色の毎日に、何か彩りを感じたかったからでした。
仕事はハードでしたし、色々なことに悩み感じる年齢でもあり、
「自分探し」のような感覚も強まってきて
「何か習い事をしたい」と無性に感じていました。
そんな中、ふと出会った太極拳。
型を少しづつ覚えて、身体に馴染んでいく感覚を心地良く感じました。
自分のペースで練習できる時間もあり、
先生について無心に型を通す時間もあり、
それだけではなく、
人と組んで練習することで適度な刺激を受けたりもして、
閉じこもりすぎない良いバランスで時間を過ごすことができました。
太極拳をしている時、太極拳教室にいるときは、
自分自身に集中できる時間です。
会社での役割や、様々な肩書から離れて、
自分自身の感覚を追う時間があることが心地よく、
私の生活の大きな基盤となっていきました。
そのうちに、徐々に、会社などでストレスフルな環境になったときに、
太極拳の感覚を思い出し、応用して、気持ちを整えることもできるようになってきました。
人生の様々な節目で、太極拳から学ぶことも多くありました。
日々の生活で何かに拘泥して苦しむ時、
太極拳の套路を通じて肩肘張っている自分(動き的にも精神的にも)に気づき、
事態打破のきっかけがわかることもありました。
まさに、私にとって、太極拳は、自分を測る物差しです(^^)
このような奥深いものに出会えて、良かったと思います。
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秋が深まっていきます。
当教室の生徒さんも、それぞれの段階で、技術を深めていっておられます。
このブログを読まれた皆さんが、この季節に様々なことを深めていかれますように。