すっかり寒くなりました
それでも、練習中はたいていの方が半袖で、汗を流しています
帰りは、しっかり汗を拭き、ほかほかの身体をコートに包んで笑顔で「お疲れ様でした~」
最近は「太極拳やってます」っていうと、
ゆっくりした動きって、意外と難しくて奥が深いらしいね!
とか
健康にもいいらしいけど、武術らしいね!
という、的を得た反応が返ってくることが多くなり、興味深く感じます。
数年前までは、「あの、なんか、ふわーん、って踊るやつ?」っていう反応「だけ」が多かったので
太極拳の魅力、を言葉で言い表そうとすると、なかなか一筋縄ではいかないのですが、
「個々人の個性にあわせて、その人のペースで取り組める奥深さ」
ということが大きいと思います。
ふわーん、って踊るぐらいの気楽な気持ちでいいんです。
運動不足解消、でいいんです。
武術として、しっかり技術を学びたい、でもいいし、
香港のカンフー映画で興味があって、でもいい。
始めた時は、なんだかよくわからなかったけど、だんだん魅力にはまっていった、でもいいんです。
太極拳には、個性を受け入れ、輝かせる幅と深みがあります。
太極拳初心者の方が、推手(組み手のようなもの)の基本を体験中、
力の抜き方を肌で感じられたのか「新鮮な感覚!」と目を丸くされ、
以降は、その感覚を追求しながら取り組まれています。
追求したくなる、ということは、それが、
「無理がなく、納得がいく動きである」と心身(五感)が納得していることの表れです。
太極拳という、普段見慣れない型を一人で練習するのも面白いですが、
人と手を合わせた時の感覚の面白さも格別です