大阪・神戸の本格的な太極拳教室~気功・太極拳・中国武術~
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自ら学ぶ、他に学ぶ

10月 25th, 2015 | Posted by 太極拳 大阪・神戸教室 in 太極拳の面白さ

今朝は、青空に肌寒い風、という秋の深まりを感じる一日でした。
まもなく紅葉が楽しめる季節となりそうですね(^^)

***

先日、複数の生徒さんから、それぞれ別のタイミングで、
「家で練習をする時の、〇〇を教えていただけますか?」
「より深く理解するために、家で練習したいのですが、〇〇は△△でいいでしょうか」
等という質問をいただきました。

それぞれ、自発的なご質問でしたので、大変うれしく思いながら、お返事しました。

太極拳に限らず、どのような習い事・勉強・仕事でも同じく、
何かを深めていくにあたっては、
能動的で継続した学び、積み重ねが大切だと言われていますが、
実際に、そのような姿勢で取り組まれている生徒さんたちが、
飛躍的に上達されているのを目の当たりにして、
身の引き締まる思いです。

毎週の教室での練習に加えて、
自ら学ぶ姿勢で教室にのぞむと、学びは加速度的に深くなります。
先生に習うことに加えて、
家などでも継続的・自主的に練習をすると、
同じ「習う」であっても、その速度と深度は増します。

私も経験がありますが、
はじめのうちは、自分で練習するにしても、「これで合っているのかな?」と、
正解だけを求めがちです(汗
しかし、正解かどうか、という点にこだわるよりも、むしろ、
「自ら考え、感じ、練習を積み重ねる」という精神と身体こそが肝心です。

繰り返し練習することで、
初心者の方は、身体が太極拳になじみますし、
歴の長い人は、初心に帰ることができます。
分かっていたつもりだったことが そうではなかったことに気づいたり、
見過ごしていた大切な要点に気づきます。
その「気づき」は自主的な姿勢からこそ生まれると言えます。

それをベースに、先生に学べば、
どんどん太極拳の質を高めることができ、
さらに充実感を感じることができますね(^^)

一方、
私は生徒の皆さんの指導のお手伝いをさせていただいていますが、
最近、特に「教える=自分が学ぶ」
という等式を、ひしひしと感じています。
ある意味、「=」ではなく、「<」かもしれない、とも感じます。

学ぶ立場だけではなく、教える立場にも立つ、
つまり、両方のスタンスを知ることは、
自分の成長にとって大変重要だと改めて感じています。
(もちろん、「教える」までに、しっかりと「学ぶ」ことが前提です。)

自分が生徒さんの姿に見るものが、
時として、自分自身の課題でもある、と気づいてハッとすることがあります。
その課題は、自分自身の課題として、自らが直視できていないものであることもあります。

生徒というスタンスだけでは、決して気づかなかった視点です。

自分の弱点も、見えてきます。
反射的に、見たくない!と思うことも(笑)
でも、それを誤魔化すことなく、受け入れていくと・・・
たゆまず太極拳との毎日を積み重ねていく中で、
徐々に、それらを直視して、対応できるようになってきます。

先生にはもちろん、生徒さんにも教わることは多いです。

(^^)

自ら学び、そして、他に学び、
お互いに高め合っていきましょう!

***

さて、12月には、講習会と忘年会を開催予定です。
詳細は別途、教室にてご案内しますね。お楽しみに♪

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