大阪・神戸の本格的な太極拳教室~気功・太極拳・中国武術~
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型を覚える、ということについて

7月 16th, 2013 | Posted by 太極拳 大阪・神戸教室 in 太極拳の面白さ

「私、型をなかなか覚えられないんですが、
大丈夫でしょうか?」

これは、初心者の方からの質問の代表例です。

いつも、こういう質問に出会うと、
太極拳に向かい合って真摯に取り組まれているからこその
質問だと感じます。

型を通じて(=型を使って)
太極拳の面白さに触れていただくので、
やはり、覚えていただくと、
面白さも分かりやすいと思います。

しかし、型を、「その時点で」「すぐに」
完全に覚えていただくという必要は
ありませんので、安心してください。

そして、ご本人は気づかれていないのですが、
そういう質問をされる方こそ、
たとえ、型はうろ覚えでも、
大切なところはきちんと押さえて
動作をされていることが多いものです。

私達の教室では、1回レッスンを体験いただいて
実際に太極拳に触れていただきます。
その体感を通して、さらに興味を持っていただき
入会されます。

しかし、それでも、練習を開始されて数ヶ月は、
戸惑うこともあると思います。

講師と一緒の時は動けるのに、
自分だけだと、動作を思い出せない、ぎくしゃくする、
と戸惑うこともあると思います。

そういう時期は、例外なく、誰にでもあります。
経験者の方にも、そういう時期はあります。
先輩に質問してみてください。
そうしたら、きっと明るく、
「大丈夫!私もそうだったから!」と
答えが返ってくることでしょう。
私も、そうでした。

太極拳は、連続した動きの中で、
身体全体を動かしますし、
手足も左右違う動きをします。

そんな動きを初めてするのですから、
スムーズに感じられないのは当然で、
むしろ、そう感じられることこそが自然なのです。

私は、よく教室で言うのですが、
違和感をきちんと、
違和感として感じられることは
自然なことです。
そこから、バランスの取れた段階へと進んでいくのです。

型の練習を繰り返し、少しづつ、なじませることで、
「だんだん、だんだん」
しっくりした感覚が出てきます。

それまでは、自分に、少し日数をかけてあげましょう。

「だんだん、だんだん」

暑い毎日が続いています。
皆さんご自愛くださいね

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